研究課題/領域番号 |
18K07635
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
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研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
畠中 正光 札幌医科大学, 医学部, 教授 (40253413)
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研究分担者 |
山 直也 札幌医科大学, 医学部, 講師 (20404709)
小野寺 麻希 札幌医科大学, 医学部, 助教 (20404717)
杉田 真太朗 札幌医科大学, 医学部, 准教授 (50451670)
西舘 敏彦 札幌医科大学, 医学部, 助教 (80404606)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 直腸がん / MRI / Conductivity |
研究成果の概要 |
術後に病理所見と詳細な対比が可能であった26症例について、conductivity画像では、癌の分化度とCONVENTIONAL_std(r=0.474, P=0.017)・GLRLM_SRE(r=0.474, P=0.017)・GLRLM_LRE(r=-0.451, P=0.024)・GLRLM_LRHGE(r=-0.462, P=0.02)・GLRLM_RP(r=0.474, P=0.017)に弱い相関を認めた。他の病理因子に対しては有意な相関は認められなかった。全体に関連は強いとは言えない結果であった。
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自由記述の分野 |
放射線診断学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Conductivity画像は脳神経領域では病変の悪性度等と有意な関係が認められたと報告されており、今回の研究では直腸癌での有用性を研究した。COVID-19 pandemicの影響もあって研究期間を当初の3年間から1年延長したが、ドイツの研究者との緊密な連携が難しく画像計算に多大な苦労を要した。腫瘍の分化度とはいくつかの因子が有意な関連を示してはいたが、ノイズの少ない画像が得やすいT2WIでも同様以上のデータが得られており、消化管内にガスが存在する事や腸管の蠕動などの影響もあって均一な磁場が得られにくい骨盤領域に臨床応用することは容易ではないと考えられた。
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