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2020 年度 研究成果報告書

非アルコール性脂肪性肝炎のFocal cirrhosisと肝細胞癌の関連解明

研究課題

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研究課題/領域番号 18K07637
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分52040:放射線科学関連
研究機関横浜市立大学

研究代表者

米田 正人  横浜市立大学, 附属病院, 准教授 (10423831)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード非アルコール性脂肪性肝疾患 / 肝硬変 / 肝細胞癌
研究成果の概要

慢性肝疾患の診療において肝細胞癌の適切なサーベイランスを行うために肝線維化程度を正しく評価することが必要不可欠である.本研究では現在NITsとして使用されている超音波エラストグラフィ,MRエラストグラフィの診断能の比較,観察者間による診断能の違い,またMREを用いて肝臓の線維化分布の不均一性(部分的肝硬変Focal cirrhosis)を検討した。肝線維肝の診断能はMREが他の超音波エラストグラフィより高値であり,また肝硬度の不均は同一肝内で30%に及んでいた.肝硬度の不均一性は、病理生検との不一致性に関与していた.

自由記述の分野

非アルコール性脂肪性肝疾患

研究成果の学術的意義や社会的意義

非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)は最多の肝疾患であり,新規肝細胞癌発症患者の原因肝疾患としても増加傾向となっている.米国消化器病学会は2020年にNAFLD患者におけるHCCサーベイランスを行うが,高度線維化のないNAFLDではルーチンの肝細胞癌のスクリーニングは費用対効果から行うべきではないとの提言であった.しかしNAFLDの場合,肝臓内に不均一に線維化が進行して、一部が硬変肝になることがあり(Focal cirrhosis),本研究の概念により今後のHCCサーベイランス方針を変更しうる可能性を持つ.

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公開日: 2022-01-27  

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