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2021 年度 研究成果報告書

腎血管筋脂肪腫の合併病変による自然史の違いに関する検討

研究課題

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研究課題/領域番号 18K07645
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分52040:放射線科学関連
研究機関順天堂大学

研究代表者

桑鶴 良平  順天堂大学, 医学部, 教授 (40225313)

研究分担者 加藤 仁美  順天堂大学, 医学部, 助教 (10621732)
岡田 慎悟  順天堂大学, 医学部, 助教 (30773303)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワード腎血管筋脂肪腫 / 結節性硬化症 / リンパ脈管筋腫症 / 破裂 / 腎動脈塞栓術
研究成果の概要

2010年7月から2022年3月までに腎血管筋脂肪腫(AML)に対し腎動脈塞栓術(TAE)を施行した症例は139症例であった。その中で合併症のない症例では、TAE施行回数1回が62例、2回が7例と2回以上施行した症例は10%であった。結節性硬化症(TSC)及び、リンパ脈管筋腫症(LAM)を合併するTSC症例では、TAEを2回以上施行した症例は31%(11/35)であった。LAM症例では、TAEを2回以上施行した症例は34%(12/35)であった。以上の結果から、合併症のないAML症例に対し、TSC、LAM合併AML症例では、経時的に腫瘍が増大するため3倍以上の症例で複数回のTAEを要した。

自由記述の分野

放射線診断学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、腎血管筋脂肪腫を、① 散発性腎血管筋脂肪腫、②リンパ脈管筋腫症合併腎血管筋脂肪腫、③ 結節性硬化症合併腎血管筋脂肪腫、④リンパ脈管筋腫症および結節性硬化症合併腎血管筋脂肪腫の4つのグループに分けて、腫瘍および腫瘍内動脈瘤が増大しまたは破裂し動脈塞栓術が必要になる頻度を検討した。症例数が少ないため、③と④を同一グループとして解析したが、今回のグループ分け後の分析により散発性腎血管筋脂肪腫で2回目の動脈塞栓術が必要となる頻度が10%と低く、他の2群では30%以上の症例で2回以上の動脈塞栓術が必要であることを明確にした。従ってこれらの群でより密な経過観察が必要であることが明らかになった。

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公開日: 2023-01-30  

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