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2018 年度 実施状況報告書

APTイメージングを用いた卵巣嚢胞性病変の早期診断の有用性の確立

研究課題

研究課題/領域番号 18K07683
研究機関九州大学

研究代表者

石松 慶祐  九州大学, 大学病院, 医員 (20800147)

研究分担者 西江 昭弘  九州大学, 医学研究院, 准教授 (20457427)
浅山 良樹  九州大学, 医学研究院, 教授 (40380414)
石神 康生  九州大学, 大学病院, 講師 (10403916) [辞退]
牛島 泰宏  九州大学, 大学病院, 助教 (40432934)
柿原 大輔  九州大学, 大学病院, 講師 (80529818)
中山 智博  九州大学, 医学研究院, 講師 (70419571)
藤田 展宏  九州大学, 大学病院, 助教 (30610612) [辞退]
森田 孝一郎  九州大学, 大学病院, 医員 (20725858)
高尾 誠一朗  九州大学, 大学病院, 医員 (70803443)
本田 浩  九州大学, 大学病院, 教授 (90145433)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード卵巣 / 嚢胞 / CEST / APT
研究実績の概要

良性卵巣嚢胞性病変のうち、漿液性嚢胞性腺腫・粘液性嚢胞腺腫・機能性嚢胞は従来の画像診断ではいずれも非特異的な嚢胞として描出され鑑別困難な場合があるが、悪性化の可能性があるものもあり治療方針は異なる。よって早期に診断を可能とする新たな方法の開発が望まれている。MRIの新たな分子イメージングであるChemical Exchange Saturation Transfer (CEST)法の一種であるAmide Proton Transfer (APT)イメージングでは、組織中の可動性タンパク/ペプチドの濃度を反映した情報を得ることが可能である。上記の嚢胞性病変は異なるタンパク/ペプチド濃度の内容液を含有すると考えられるため、APTイメージングにて鑑別できる可能性があると考えられる。実際に当院の卵巣嚢胞性病変の症例にて通常のMRI撮像に加えAPTイメージングを施行した。その結果、APT信号は漿液性嚢胞性腺腫・粘液性嚢胞腺腫・機能性嚢胞の順に高くなるという結果が得られ、従来の撮像法よりもこれらの鑑別において有用であるという結果が得られた。この結果について2018年の国際磁気共鳴医学会(Paris, France)にて口演にて発表した。さらに現在論文投稿中である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

APTイメージングの有用性を示唆する結果が得られ、2018年の国際磁気共鳴学会に発表、現在論文投稿中である。

今後の研究の推進方策

現在、漿液性嚢胞性腺腫・粘液性嚢胞腺腫・機能性嚢胞の有用性について示した論文を投稿中。今後は他の悪性を含む嚢胞性病変の診断においても有用性について検討をしていく。

次年度使用額が生じた理由

本年度はボランティア例への人件費・謝金を計上しなかったので次年度以降に行うことを検討している。他は概ね使用計画通りであったと思われる。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Amide proton transfer (APT) imaging of benign ovarian cystic lesion2018

    • 著者名/発表者名
      石松 慶祐
    • 学会等名
      JOINT ANNUAL MEETING ISMRM-ESMRMB 2018
    • 国際学会

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公開日: 2019-12-27  

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