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2021 年度 研究成果報告書

再発胃癌患者に対する放射線治療と抗PD-1抗体併用療法の腫瘍免疫学的解析

研究課題

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研究課題/領域番号 18K07685
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分52040:放射線科学関連
研究機関福島県立医科大学

研究代表者

鈴木 義行  福島県立医科大学, 医学部, 教授 (60334116)

研究分担者 田巻 倫明  福島県立医科大学, 医学部, 教授 (20400749)
河野 浩二  福島県立医科大学, 医学部, 教授 (40283204)
三村 耕作  福島県立医科大学, 医学部, 准教授 (90568031)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワード腫瘍免疫 / 抗PD-1抗体 / 放射線治療 / 胃癌
研究成果の概要

本研究は、研究代表者らによる医師主導臨床試験「標準治療不応の切除不能な進行・再発胃がんに対する局所放射線療法とNivolumab(抗PD-1抗体)併用療法の第I/II相臨床試験」に関連するトランスレーショナル研究として行われた。
当該試験は、臨床研究審査委員会で承認された後、2020年7月までに、予定通り41例の患者が登録された。登録された患者については、プロトコールに従い、①治療前、②放射線治療後、③抗PD1抗体治療中(3コース終了後)、④治療後、に末梢血液が採取され、種々の腫瘍免疫学的解析が行われ、治療効果と宿主と免疫学的パラメーターとの相関について解析を行った(現在、国際誌に投稿中)。

自由記述の分野

放射線医学

研究成果の学術的意義や社会的意義

放射線治療と抗PD1抗体(ニボルマブ)の(逐次)併用治療により、抗腫瘍免疫が活性化すること、及び、予後不良例と良好例で抗腫瘍免疫が活性化に変化がある事、が証明された。
また、放射線量が従来の根治的線量と比べて半分程度の低線量にも関わらず、良好な成績が確認されたことから、放射線治療の局所効果には抗腫瘍免疫が関連している事、免疫パラメーターを確認し予後良好群であることが確認された患者には線量を低減できる可能性があることが示唆された。

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公開日: 2023-01-30  

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