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2020 年度 研究成果報告書

高分解能CTAによる頭蓋内細動脈の描出能評価:高精細CTを用いた検討

研究課題

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研究課題/領域番号 18K07694
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分52040:放射線科学関連
研究機関藤田医科大学

研究代表者

村山 和宏  藤田医科大学, 医学部, 准教授 (40622931)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード高精細CT / ディープラーニング
研究成果の概要

超高精細CTを用いた眼動脈、前脈絡動脈、視床穿通動脈、中大脳動脈穿通枝の描出能に関する検討では、従来型CTと比べ高精細CTで有意に細動脈の描出能が改善された。このことから、脳外科領域で臨床的に重要な細動脈及び静脈系における高精細CTを用いた高分解能CT血管造影の有用性が示された。さらに,ディープラーニングを用いた被ばく低減画像再構成法による高精細CTにおける頭部CTAの画質改善効果の検討では,従来法と比べてディープラーニングを用いた被ばく低減画像再構成法にて有意に微細血管構造のCT値の上昇,画質の改善,アーチファクトの低減が見られた。

自由記述の分野

画像診断

研究成果の学術的意義や社会的意義

高精細CT装置は、従来型検出器CT装置と比較してより細かい構造の描出が可能である。従来型CTと比べ高精細CTで有意に細動脈の描出能が改善され,脳外科領域で臨床的に重要な細動脈及び静脈系における,高精細CTを用いた高分解能CT血管造影の有用性が示された。
高精細CTでは被ばく線量の増加が懸念されるため、被ばく低減技術の併用が重要となる。ディープラーニングを用いたノイズ成分とシグナル成分を識別し分解能を維持したままノイズを選択的に除去する新しい被ばく低減技術では,従来法と比べて,高精細CTを用いた頭部CTAにおける描出能の改善に寄与する可能性があることが示された。

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公開日: 2022-01-27  

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