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2020 年度 研究成果報告書

カーボンナノホーンを用いた新しいホウ素キャリアーの検討

研究課題

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研究課題/領域番号 18K07705
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分52040:放射線科学関連
研究機関筑波大学

研究代表者

吉田 文代  筑波大学, 医学医療系, 研究員 (30261811)

研究分担者 中井 啓  筑波大学, 医学医療系, 准教授 (50436284)
湯田坂 雅子  国立研究開発法人産業技術総合研究所, 材料・化学領域, 招聘研究員 (70159226)
岡崎 俊也  国立研究開発法人産業技術総合研究所, 材料・化学領域, 副研究センター長 (90314054)
白川 真  福山大学, 薬学部, 講師 (40707759)
ザボロノク アレクサンドル  筑波大学, 医学医療系, 助教 (20723117)
鶴淵 隆夫  筑波大学, 医学医療系, 講師 (70778901)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワードBN-CNH / BNCT / カーボンナノホーン
研究成果の概要

カーボンナノホーン(CNH)は、直径2-5 nm、長さ40-50 nmのグラファイト1枚でできた擬円筒状物質である。ホウ素-カーボンナノホーン(BN-CNH)は、CNHの中にホウ素を内包、かつ外壁にも担持できるため、大量のホウ素を含有できる新しいホウ素化合物である。BN-CNHを用いて、培養細胞への取り込み実験、および中性子照射によるコロニー形成試験、マウス尾静脈投与、および局所投与による生体内ホウ素分布の測定を行なった。BN-CNHの効果は、ポジティブコントロールのBPAに比べ限定的であった。

自由記述の分野

放射線生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

BN-CNHは全身投与の場合大半が脾臓にトラップされてしまい、局所投与では、拡散しないためむらが生じる等の問題がある。また、培養細胞を用いた中性子照射実験では、BPAに比べ1/5程度の効果しか得られなかった。そのためそのままで臨床に供することは難しいが、その一因としてホウ素源材料に10Bが1/5しか含まれないナチュラルボロンを使用していることが考えられる。ホウ素源としてB10を使用し、局所投与の方法を検討することにより、新しいホウ素薬剤となる可能性があると考えられる。

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公開日: 2022-01-27  

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