HeLa細胞においてTempoと温熱併用によるオートファジー細胞死を誘導することが判明した。5mM Tempo-44℃/20分でアポトーシスが誘導され、5mM Tempo-44℃/60分でオートファジー細胞死が誘導された。この併用はカスパーゼ依存性アポトーシスを阻害しオートファジー細胞死を誘導した。遺伝子チップ解析により併用処理におけるTP53INP1遺伝子の発現を示した。Mito-Tempoと温熱併用すると、Tempoより約10倍の細胞死を誘導した。Mito-TempoはTempoより多く(約10倍)の細胞死を誘導することを示し、ユニークな温熱増感剤であることが考えられる。
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