研究課題/領域番号 |
18K07717
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
神谷 武志 九州大学, 大学病院, 助教 (20419534)
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研究分担者 |
鷺山 幸二 九州大学, 大学病院, 助教 (20755243)
山崎 誘三 九州大学, 大学病院, 助教 (00643347)
松浦 由布子 九州大学, 大学病院, 医員 (40825345)
日野 卓也 九州大学, 大学病院, 医員 (10807100) [辞退]
筒井 聡一郎 九州大学, 大学病院, 医員 (50825346) [辞退]
藪内 英剛 九州大学, 医学研究院, 教授 (70380623)
本田 浩 九州大学, 大学病院, 教授 (90145433) [辞退]
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 乳癌 / MRI / APT / CEST |
研究実績の概要 |
乳癌症例の蓄積が進み、APTイメージングの解析と生物学的所見との比較を行った。小さな病変では画像の解像度の問題があり、2cm以上の50症例について解析を行った。サブタイプとの比較では、luminalタイプ乳癌37例ではAPT信号が1.80 ± 0.84%、HER2タイプ乳癌6例では1.86 ± 0.34%、トリプルネガティブ乳癌7例では2.80 ± 0.51%であり、トリプルネガティブ乳癌はluminatタイプ乳癌よりも有意に高いAPT信号を示した(P=0.008)。luminalタイプとHER2タイプ、HER2タイプとトリプルネガティブの間には有意差は見られなかったが、まだ症例数が少なく、今後の症例の蓄積が必要と考えられた。核グレードでは、NG1の13例では1.70 ± 0.97%、NG2の12例では1.93 ± 0.75%、NG3の25例では 2.08± 0.78%であり、核グレードが高いほどAPT信号が高い傾向にあったが、統計学的有意差はなかった。さらなる症例の蓄積が必要と考えられた。また、Ki67が30以下の乳癌24例ではAPT信号は1.61 ± 0.83%、Ki67が30を超える乳癌26例では平均2.26 ± 0.70%であり、Ki67高値の乳癌で有意に高いAPT信号を呈した(P=0.004)。これらの結果について、学会発表を行う予定であったが、新型コロナウイルス感染症蔓延による出張の自粛や学会の延期等が続いたため、発表を延期し、症例の蓄積を行うこととした。今後、増えた症例を加えて解析し直し、学会発表、論文報告を行う予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
新型コロナウイルス感染症蔓延により、学会発表等に制限があったため。
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今後の研究の推進方策 |
蓄積された症例群で解析を行い、web学会等を利用した学会発表、論文発表を行う。
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次年度使用額が生じた理由 |
新型コロナウイルス感染症蔓延による学会中止、延期やオンライン開催への変更が続いたため。
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