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2022 年度 研究成果報告書

乳腺腫瘍へのCESTイメージングの臨床応用と有用性の確立

研究課題

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研究課題/領域番号 18K07717
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分52040:放射線科学関連
研究機関九州大学

研究代表者

神谷 武志  九州大学, 大学病院, 講師 (20419534)

研究分担者 鷺山 幸二  九州大学, 大学病院, 助教 (20755243)
山崎 誘三  九州大学, 大学病院, 助教 (00643347)
松浦 由布子  九州大学, 大学病院, 医員 (40825345)
日野 卓也  九州大学, 大学病院, 医員 (10807100)
筒井 聡一郎  九州大学, 大学病院, 医員 (50825346)
藪内 英剛  九州大学, 医学研究院, 教授 (70380623)
本田 浩  九州大学, 大学病院, 教授 (90145433)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
キーワード乳癌 / MRI / CEST / APT
研究成果の概要

2cm以上の未治療乳癌(浸潤性乳管癌)66症例について、APT信号と生物学的所見との比較を行った。トリプルネガティブ乳癌はluminalタイプ乳癌、HER2タイプ乳癌よりも有意に高いAPT信号を示した。Ki-67とAPT信号に弱い正の相関が認められ、Ki-67高値 (>30%)の乳癌はKi-67低値 (≦30%)の乳癌より有意にAPT信号が高かった。一方、核グレードによるAPT信号の有意差は見られなかった。
これらの結果について、European Congress of Radiology (ヨーロッパ放射線学会) 2022にて発表を行い、論文がClinical Imaging誌に掲載された。

自由記述の分野

放射線医学

研究成果の学術的意義や社会的意義

乳癌診療においては、組織型のみならず、ホルモンレセプターやHER2発現の有無、Ki-67などの生物学的所見が治療方針に大きな影響を与える。これらの診断には組織診が不可欠であるが、病変の一部のみでの評価となる生検材料と手術標本での結果が一致しないこともあり、侵襲度が低く病変全体を評価することのできる画像で予測をつけることは臨床的に有用である。本研究では内因性Chemical Exchange Saturation Transfer(CEST)法の一種であるAmide Proton Transfer (APT) イメージングにて計測したAPT信号が生物学的所見の予測に有用であることを示した。

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公開日: 2024-01-30  

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