研究課題/領域番号 |
18K07762
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
小澤 良之 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 准教授 (90569005)
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研究分担者 |
原 眞咲 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 高度医療教育研究センター教授 (50244562)
奥田 勝裕 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 准教授 (50529170)
中川 基生 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 講師 (60590982)
下平 政史 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 准教授 (60597821)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 縦隔腫瘍 / テクスチャ解析 / CT / 胸腺腫 |
研究実績の概要 |
病理学的に診断された胸腺上皮性腫瘍24例(胸腺腫 (high-risk group 9例、low-risk group 13例、胸腺癌2例)および胸腺嚢胞12例の合計36例を対象とした。3 mmスライス厚の胸部非造影CTにて、縦隔病変部をvolume of Interest (VOI)にて胸部放射線科医がsegmentationを行い、テクスチャ解析を施行した。解析されたテクスチャ情報は1)A:胸腺嚢胞(12例)、B:胸腺上皮性腫瘍(24例)、2)A:low-risk group(13例)、 B:high-risk group(9例)+胸腺癌(2例)の2群に分け、それぞれのA、B群間で統計解析を施行した。結果:1)胸腺嚢胞、胸腺上皮性腫瘍間ではNGLDM_Contrast、GLCM_Correlation、GLZLM_SZLGE、DISCRETIZED_HISTO_Entropy_log2、DISCRETIZED_HUminが有意なテクスチャ情報であった。この因子を元に作成された予測モデルではROCカーブのAUCは1であった。2)low-risk group、high-risk group+胸腺癌間では形状の特徴量の1種類であるSHAPE Sphericity が有意な因子であった。この因子を元に作成された予測モデルではROCカーブのAUCは0.76(95% confidence interval: 0.53-0.99)であった。
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