超高精細CT(Precision, Canon製)を用いて、スライス厚0.25mm、1024x1024マトリックスでAdamkiewicz動脈の評価を行った。得られた画像からCPR(curved planar reformation)画像を作成し、大動脈からAdamkiewicz動脈を経て前脊髄動脈へ至る経路が連続的に描出されるかを視覚的に評価した。 解析可能であった大動脈瘤症例95例中89例(94%)でAdamkiewicz動脈が診断可能であった。この89例の中で、側副血行路は20例(22%)、26本認められた。内訳は、脊椎周囲の動脈が21本(81%)、胸壁の動脈が5本(19%)であった。
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