日本人小児におけるワルファリン視的投与量予測モデルを開発するため、多施設共同前方視的コホート研究を実施した。123名が本研究の解析対象として収集された。ワルファリン至適投与量に関連していた遺伝子多型はVKORC1のみであった。ルート変換したワルファリン至適投与量(mg/day)を結果変数とし、VKORC1遺伝子多型の有無、身長、目標PTINRの3種類を説明変数としたモデルが最良の予測性能を示していた(自由度調整済みR二乗 0.728)。記法モデルと比較した結果、L1 errorおよびL2 errorは最も小さく今回作成したモデルが最良の予測性能を示した。
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