研究課題/領域番号 |
18K07827
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52050:胎児医学および小児成育学関連
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研究機関 | 東北医科薬科大学 |
研究代表者 |
西村 嘉晃 東北医科薬科大学, 医学部, 助教 (50508603)
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研究分担者 |
川内 健史 公益財団法人神戸医療産業都市推進機構, その他部局等, 研究員(上席・主任研究員クラス) (60397544)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 神経細胞移動 / ロコモーション / 形態変化 |
研究成果の概要 |
Srcファミリーキナーゼはその重要性が広く認識されて多くの研究がなされているにも関わらず、それらは様々な種類の細胞や時期によるものであるため、ロコモーション様式の移動におけるFynやSrcの上流・下流経路は不明であり、解明が待たれていた。そこで大脳皮質のスライス培養法や細胞内小器官の動態解析などを用いて、これまで謎に包まれていたSrcファミリーキナーゼがロコモーション様式の移動をどのように制御しているかを解析し、脳形成における役割を明らかにすることを目的として、Srcファミリーキナーゼの上流経路の解析を進めた。
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自由記述の分野 |
神経発生学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Srcファミリーキナーゼは、がん研究などの分野においては解析が進んでいるが、実際に生体内を移動する神経細胞においてその制御機構を詳細に解析した例はなく、また、これまでの神経細胞移動の研究は遺伝学的もしくは解剖学的な解析に偏りがちであったが、本研究ではイメージング技術と分子細胞生物学的な解析を中心的に行ったため、これらの解析を通して大脳皮質形成における「個々の神経細胞の動態」、およびその異常によって起こる胎生期、周産期に起こる脳疾患を分子レベルで解析した点において意義がある。
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