研究課題/領域番号 |
18K07830
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研究機関 | 東京女子医科大学 |
研究代表者 |
三浦 健一郎 東京女子医科大学, 医学部, 准教授 (70408483)
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研究分担者 |
安彦 行人 国立医薬品食品衛生研究所, 毒性部, 主任研究官 (40370944)
栗原 秀剛 藍野大学, 医療保健学部, 教授 (80311976)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | MYH9 / ポドサイト / ネフローゼ症候群 |
研究実績の概要 |
ネフローゼ症候群の発症機構を解明するため、細胞骨格蛋白であるMYH9の異常がポドサイトの形態に与える影響を解析した。 まず、MYH9-R702ノックインマウスでの解析を行うため、NPHS2-CreERT2マウスおよびMyh9-R702Cneoマウスを交配および人工授精・胚移植(IVF-ET)することにより、NPHS2-CreERT2/Myh9-R702Cneoダブルヘテロマウスを得ることに成功し、要時供給可能な体制を整えた。このマウスを用いて、糸球体硬化とポドサイトの形態変化が生じることを確認し、次に各進行段階での免疫染色、免疫電顕を行った。その結果、Myosin IIAは中間径フィラメントではなくアクチンに結合することが判明した。このため、α-actinin 4および synaptopodinとの共局在について解析した。 また、培養ポドサイトにpcDNA3.1を用いてプラスミドでMYH9遺伝子のR702変異およびwild typeの遺伝子を導入した。培養を継代させたが、導入したMYH9遺伝子の安定した発現を得ることが出来なった。そのため、新たにEGFP-CMVベクターを用いて、ラットの培養ポドサイトに変異の導入を行い、RT-PCR法およびWestern blotting法にて変異の導入を確認した。 今後、東京大学医科学研究所プロテオミクスラボラトリーに依頼し相互作用プロテオミクスを施行する。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
当初の想定よりも培養ポドサイトへのMYH9遺伝子変異の導入が難渋している。
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今後の研究の推進方策 |
Western blotting法で導入したMYH9遺伝子の安定した発現をを確認するとともに、MYH9と共局在する蛋白を解析する。また、MYH9遺伝子変異がそれに与える影響を観察する。さらに、東京大学医科学研究所プロテオミクスラボラトリーに依頼し相互作用プロテオミクスを施行する予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
物品費の支出が予定よりやや少額であったため、次年度使用額が生じた。次年度に計画しているプロテオミクス費用に充当する予定である。
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