研究成果の概要 |
米国FDNA 社によるFace2Gene (https://face2gene.com/)は,顔貌情報による先天形態異常症候群の診断補助を機械学習で実現したものである.われわれは,本邦症例(26 症候群49 症例)を用いた性能評価を試みた(Mishima et al., J Hum Genet, 2019).その結果,学習済の症候群であれば85.7%で上位10 位までの症候群提示に成功し,すでに高い性能を持っていることが明らかになった.同時に,一部の学習済症候群の提示に失敗することも分かった.この結果の原因には学習症例数の不足や,人種的背景の影響の強さの違いなどがあり得る.
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