ファブリー病男性患者群を心疾患の有無で分類。この2群(計28名)に健常成人コントロール群(5名)を加えて、全員から採血しRNAを採取。CAGE解析を行い、3群間で発現量に有意差の見られた遺伝子を抽出した。発現に有意差のある候補遺伝子10個選出し発現量に関して正常群を除いたFabry病23名の心MRIをAIで解析(Segmentation)、Fabry病で心臓合併所見の有・無の2群間で差が出る遺伝子CHN1とCOX6CP1の2つを検出した。散布図からは逆相関の傾向であり、この2遺伝子発現の組み合わせ、もしくは単独の発現でFDの心合併症の予後予測が可能かどうかを検証し、論文投稿を準備している。
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