好酸球性食道炎(EoE)の病態に関して研究を行い、以下の成果を得た。①IgE感作パターンによるフェノタイプが存在する。②無症候性食道好酸球浸潤はEoEと同様の炎症プロファイルを有する。③肥満と食道裂孔ヘルニアはEoEのリスクである。④バレット食道とEoEは負の相関関係にある。⑤逆流性食道炎の存在、スクリーニング目的、限局性EoEはPPI反応性と関連する。⑥ボノプラザンはPPIと同様の治療効果を認める。⑦好酸球性胃炎にみられるユニークな内視鏡所見が存在する。⑧システマティック・レビューによりEoEの症状に基づく診断アプローチと治療戦略を提案した。
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