本研究により、鋸歯状病変は画像強調内視鏡を用いたJNET分類で分類でき、古典的鋸歯状腺腫はtype 2Aの所見を有する事が明らかとなった(UEGJ2019)。 また、古典的鋸歯状腺腫に高頻度のMAPK経路の遺伝子変異(97%)とWNT経路の遺伝子変異(84%)、活性型GNAS変異(8%)を同定した。古典的鋸歯状腺腫のほとんどがWNT経路とMAPK経路の遺伝子変化を同時に有している事が明らかになった(JG_2020)。 さらに、古典的鋸歯状病変の16%を占める有茎性ポリープは、予防的介入はせずに凝固モードで切除することがポリープ切除後出血を起こさないために適切である事が解明された(GIE_2021)
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