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2020 年度 研究成果報告書

小腸細菌叢の解析による小腸粘膜障害・潰瘍性疾患発症機序の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 18K07933
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分53010:消化器内科学関連
研究機関東京大学

研究代表者

中田 史子  東京大学, 医学部附属病院, 特任臨床医 (70815448)

研究分担者 早河 翼  東京大学, 医学部附属病院, 助教 (60777655)
山田 篤生  東京大学, 医学部附属病院, 助教 (80534932)
新倉 量太  東京大学, 医学部附属病院, 助教 (90625609)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード薬剤性小腸粘膜障害 / 腸内細菌 / Fusobacterium / マウスモデル
研究成果の概要

薬剤性小腸粘膜障害の病態解明のために、ヒト小腸検体の小腸細菌叢を解析した。患者から小腸粘膜検体を採取し、16SrRNA解析を施行した。小腸粘膜の細菌量は多く、Proteobacteriaが高率に認められた。これらの研究結果は細菌叢のdysbiosisと小腸粘膜障害の関連を示唆している。さらに小腸粘膜障害を模倣するマウスモデルの構築を行った。野生型マウスにジクロフェナク90mg/kgを腹腔内投与・経口投与を行い、小腸粘膜障害を生じるマウスモデルを構築した。

自由記述の分野

消化器内科

研究成果の学術的意義や社会的意義

難治性疾患である小腸粘膜障害の病態は十分に解明されていない。近年の腸内細菌の研究により、細菌叢と小腸粘膜障害の関連の可能性が指摘されていた。本研究はその可能性がヒトの小腸粘膜組織においてその意義を検討したものである。本研究結果は、細菌叢のdysbiosisと小腸粘膜障害の関連を支持する有用な結果といえる。さらに、本研究においては、今後これらの病態解明や治療法の開発のために有用となるマウスモデルの構築も行うことができた。

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公開日: 2022-01-27  

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