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2021 年度 研究成果報告書

DOCK11ノックダウンによりcccDNA排除の新規抗HBV治療応用への基礎研究

研究課題

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研究課題/領域番号 18K07966
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分53010:消化器内科学関連
研究機関金沢大学

研究代表者

李 影奕  金沢大学, 医学系, 博士研究員 (70401940)

研究分担者 本多 政夫  金沢大学, 保健学系, 教授 (00272980)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワードHBV / cccDNA / DOCK11 / Retrograde trafficking / Golgi
研究成果の概要

cccDNAは感染肝細胞核内にプールされるため,HBVを体内から完全に排除することが難しい。我々は単細胞遺伝子解析により,HBV複製の維持に係る遺伝子はDOCK11であることを明らかにした。DOCK11遺伝子の発現を抑制することにより,HBVの核内輸送が抑えられるだけでなく,細胞障害性も示されなかったため,DOCK11遺伝子発現を抑制する新薬の開発はB型肝炎の画期的な治療法になると期待したい。

自由記述の分野

molecular biology

研究成果の学術的意義や社会的意義

エンテカビル(ETV)によってウイルス複製を継続的に抑制しても,感染肝細胞核内に容易に排除されることのない HBV cccDNAが残存して,再活性化と発癌を引起す可能性は高い。本研究では,cccDNAの維持を制御する一つの機構を初めて解明し,B型肝炎の治療に新しい治療法を提案した。

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公開日: 2023-01-30  

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