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2018 年度 実施状況報告書

血管新生制御因子CUL3によるmicroRNA制御を標的にした大腸癌治療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 18K08013
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

林 則之  名古屋市立大学, 大学院医学研究科, 研究員 (60745404)

研究分担者 前川 大志  愛媛大学, プロテオサイエンスセンター, 助教 (10771917)
田中 守  名古屋市立大学, 大学院医学研究科, 助教 (80617861)
片岡 洋望  名古屋市立大学, 大学院医学研究科, 准教授 (40381785)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワードCUL3/KCTD10 / 血管新生
研究実績の概要

血管新生能が極めて高い大腸癌治療においては、血管新生の新規分子基盤の解明は、抗血管新生医薬品の開発標的の創出の観点からも極めて重要である。近年、申請者らの研究グループは血管新生の新規制御分子として、ユビキチンE3リガーゼ複合体CUL3/KCTD10を同定した。本研究では、生化学と細胞生物学の手法を用いてCUL3/KCTD10依存的な血管新生の分子基盤をRNAの品質管理の観点から詳細に解明する。さらに、当該分子基盤を新規抗血管新生医薬品の開発標的として、抗血管新生医薬品の新規シーズ化合物を導出する。具体的には、コムギ無細胞タンパク質合成系とアルファスクリーンを技術基盤にKCTD10と基質タンパク質の結合阻害剤を探索し、血管内皮細胞及び、マウス大腸癌細胞移植モデルでの血管新生阻害活性を評価する。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

CUL3/KCTD10によりUb化される血管新生に機能的なmicroRNA関連分子の同定に関する実験は施行したが予定以上の時間を要したため,今年度予定していたCUL3/KCTD10/RNA関連分子の軸で制御される血管新生に機能的なmicroRNAの同定のためのmicroRNAマイクロアレイ解析を現在施行中である.

今後の研究の推進方策

CUL3/KCTD10によりUb化される血管新生に機能的なmicroRNA関連分子の同定と続きを施行し,KCTD10/当該microRNA関連分子の結合阻害剤の探索を施行予定である.

次年度使用額が生じた理由

CUL3/KCTD10によりUb化される血管新生に機能的なmicroRNA関連分子の同定に関に関する実験は施行したが予定以上の時間を要したため,今年度予定していたCUL3/KCTD10/RNA関連分子の軸で制御される血管新生に機能的なmicroRNAの同定を来年度施行することとし次年度使用額が生じた。

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公開日: 2019-12-27  

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