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2020 年度 研究成果報告書

リアノジン受容体を分子標的とした心不全・不整脈の新たな治療開発

研究課題

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研究課題/領域番号 18K08039
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分53020:循環器内科学関連
研究機関山口大学

研究代表者

小林 茂樹  山口大学, 大学院医学系研究科, 准教授 (90397993)

研究分担者 矢野 雅文  山口大学, 大学院医学系研究科, 教授 (90294628)
山本 健  山口大学, 大学院医学系研究科, 教授 (50363122)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワードリアノジン受容体 / 心不全 / 致死的不整脈致死的不整脈 / ダントロレン
研究成果の概要

本研究は、慢性心不全や致死的不整脈の患者を対象に心筋型リアノジン受容体(RyR2)を標的とした治療法の開発と実臨床への応用を目的とするものである。臨床研究においては、慢性心不全におけるダントロレンの予後および心室性不整脈に与える効果と安全性を評価する多施設ランダム化二重盲検(SHO-IN Trial:UMIN 28766)を開始し、現在進行中である。基礎研究においては、マウス横行大動脈縮窄(TAC)モデルやマウス心筋梗塞(MI)モデルを用いて、RyR2標的治療の分子学的機序解明と有効性の実証を行った。

自由記述の分野

循環器内科

研究成果の学術的意義や社会的意義

心臓型リアノジン受容体(RyR2)を標的としたダントロレンによる心不全・不整脈の新たな治療法がさまざまな基礎疾患を有する慢性心不全に対して有効かどうかを実証することを目的としている。ダントロレンのRyR2に対する新たな分子学的作用機序提唱から、動物実験レベルでダントロレンの抗心不全効果・抗不整脈効果を証明しており、極めて斬新かつ独創的である。ダントロレンは、悪性高熱症や全身こむら返り、痙性麻痺に保険適応が有り、薬物の安全性に関しては実証されているため、本研究で、有効性が実証されれば医療費の抑制にもつながり社会的貢献度は大である。また、RyR2を標的とした新たな創薬へと繋がっていくと考えられる。

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公開日: 2022-01-27  

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