研究課題/領域番号 |
18K08044
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53020:循環器内科学関連
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研究機関 | 和歌山県立医科大学 |
研究代表者 |
猪野 靖 和歌山県立医科大学, 医学部, 准教授 (00549793)
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研究分担者 |
久保 隆史 和歌山県立医科大学, 医学部, 博士研究員 (30316096)
嶋村 邦宏 和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (20584874)
赤阪 隆史 和歌山県立医科大学, 医学部, 博士研究員 (70322584)
亀山 剛義 東北医科薬科大学, 医学部, 講師 (50761847)
谷本 貴志 和歌山県立医科大学, 医学部, 准教授 (90438284)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 不安定プラーク / 冠動脈疾患 / 平均血糖変動幅 / 和温療法スーツ / 内皮機能障害 / プラーク安定化 |
研究成果の概要 |
本来の研究テーマ:和温療法スーツによる血糖日内変動と内皮機能の改善を介したプラーク安定化作用の検討には至らなかったが、研究対象を薬剤溶出性ステント(DES)留置にて再灌流治療を施行した急性心筋梗塞症例に絞り、遠隔期のDES留置部の血管治癒反応を研究した。DES留置10か月後の遠隔期の光断層干渉法イメージング(OCT)による評価にて、石灰化結節(CN)において、uncovered strutおよびmalapposed strut、ステント内血栓の頻度で判定した遠隔期の血管治癒反応が、プラーク破裂、プラークびらんに比して不良であり、CN再出現や再血行再建術の頻度も多いことが明らかになった。
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自由記述の分野 |
動脈硬化
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
急性心筋梗塞の病因が石灰化結節であることが、遠隔期の薬剤溶出性ステント留置部の再狭窄や血栓症などのイベントにつながりうる遅延した血管治癒反応に関連する因子であることが明らかとなり、石灰化結節を病因とする急性心筋梗塞においては、ステント留置以外の治療を考慮すべきであることが示唆された。本研究は、石灰化結節を病因とする急性心筋梗塞に対する最適な再灌流治療ストラテジーを考慮する一助となり得る。
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