研究課題
1)スタチン不耐の遺伝素因解析・新たな症例(筋障害発症例および服薬中も障害を発症しない対照例)の登録を継続し、採取した血液から解析用のDNAサンプルを調整した。年度末には発症例91例、対照例108例となった。・解析用プラットフォームとして予定していた日本人特異的ジャポニカアレイについて、他領域における先行研究において大きな問題点が指摘された。研究協力者とも協議の結果、汎用されているイルミナ社製のプラットフォームを用いることとし、同キットを購入し一次測定を終了した。しかし解析結果の検討に不可欠な関係者間の討議が、COVID-19流行のためその進行に遅れが生じている。2)日本の実臨床におけるスタチン不耐の頻度ならびに臨床的背景の探索・厚生労働省が利用を推奨しているNDBオープンデータを用いた分析の可能性について、同データを用いた研究を遂行しているチームとともに研究申請の準備作業を行った。
3: やや遅れている
解析プラットフォームの変更を余儀なくされたことから解析開始が半年ほど予定より遅れてしまった。また年度末のCOVID-19流行により解析データ検討の機会が設定しにくくなり、分析結果のまとめが困難となった。
対面でのミーティングではなく、webなどを用いた遠隔討議を取り入れて、測定結果の統合を急ぐ。必要であれば追加の測定キットを早急に購入し、確認アッセイを行う。
遺伝子解析結果の詳細な検討が遅れており、そのため追加測定用のキット購入に充当する予定の研究費使途が遅れているため。
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J Atheroscler Thromb
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10.5551/jat.50948
Drug Metab Pharmacokinet.
巻: 34 ページ: 387-396
org/10.1016/j.dmpk.2019.08.004.
https://doi.org/10.5551/jat.50963