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2022 年度 実施状況報告書

多層的オミックス解析データから心不全診断における新たな層別化への展開

研究課題

研究課題/領域番号 18K08054
研究機関兵庫医科大学

研究代表者

朝倉 正紀  兵庫医科大学, 医学部, 教授 (80443505)

研究分担者 内藤 由朗  兵庫医科大学, 医学部, 講師 (10446049)
奥原 祥貴  兵庫医科大学, 医学部, 講師 (20648232) [辞退]
西村 晃一  兵庫医科大学, 医学部, 講師 (30724116)
織原 良行  兵庫医科大学, 医学部, 助教 (60767424) [辞退]
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2024-03-31
キーワード心不全 / 尿中アルブミン
研究実績の概要

高齢化社会の進行と心不全パンデミックと形容される心不全患者の増加予測を踏まえると、心不全の克服は喫緊の課題であり、そのためには心不全の病態を新た に高い解像度で再解釈する必要がある。そのため本研究では基礎と臨床の多面的研究を通して心不全の層別化を目指している。 基礎からのアプローチとして、 新たな心不全モデルマウスを作成し、不全心筋における遺伝子発現の網羅的解析行う準備をしている。臨床からのアプローチとして、慢性心不全患者における尿 中アルブミンの重要性を示し、心不全患者におけるアルブミン尿の程度が予後と相関することを示すことができた。さらに、急性心不全患者における尿中アルブ ミンが、疾患急性期における入院加療でいかに変化するかについて調査し、解析をすすめるべく研究体制を構築している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

新型コロナウイルス感染症による影響を受け、十分な研究体制の維持が困難であったため、研究実施体制の構築とその維持に注力した。臨床サンプルについては 随時収集を継続することができた。

今後の研究の推進方策

不全心筋における遺伝子発現解析を網羅的にすすめることとする。また心不全治療薬投与による遺伝子発現変化に注目し解析を行う。臨床サンプルにおいては尿 中アルブミンと病態との関連を解明していく。

次年度使用額が生じた理由

新型コロナウイルス感染症に対する対応のため、研究計画が予定どおり進行できず、次年度使用額が生じた。今年度整備した実験環境を活かし、予定していた基礎的検討、臨床的検討をすすめていく。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2022

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Urine albumin-to-creatinine ratio on admission predicts early rehospitalization in patients with acute decompensated heart failure2022

    • 著者名/発表者名
      Matsumoto Yuki、Orihara Yoshiyuki、Asakura Masanori、Min Kyung-Duk、Okuhara Yoshitaka、Azuma Kohei、Nishimura Koichi、Sunayama Isamu、Kashiwase Kazunori、Naito Yoshiro、Goda Akiko、Ishihara Masaharu
    • 雑誌名

      Heart and Vessels

      巻: 37 ページ: 1184~1194

    • DOI

      10.1007/s00380-022-02025-y

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] The usefulness of the rate of change in N-terminal pro-B-type natriuretic peptide concentrations between on admission and discharge in acute heart failure patients2022

    • 著者名/発表者名
      Matsumoto, Y
    • 学会等名
      第26回心不全学会学術集会

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公開日: 2023-12-25  

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