研究実績の概要 |
予定した心不全患者についての登録を2020年10月に完了した.また研究計画書に記載したBNPの前駆体、proBNP, total BNPなどのバイオマーカーの測定を完了し概ね研究計画期間内に患者登録とバイオマーカーの測定を完了した。現在、統計学的な解析を実施している。また患者登録後のフォローアップの心エコー検査について実施中であり2021年度中にフォローアップデータについても登録完了予定である。2021年内に学会での結果公表を予定している。 また後ろ向きのデータベース研究については解析が完了し、%proBNPと心エコー上のEFの改善との関連性が得られている。 本研究結果では観察期間に左室駆出率が改善した症例と非改善例での%proBNPの心不全入院の急性期における評価を行った。その結果、両者の間には%proBNPの変動が認められた。BNPの個別分子の比率が心機能の改善に関連する可能性をが示唆される結果が得られ、本検討結果については現在海外論文に投稿中の状況である(2021年5月現在で期限つきリバイス)。
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