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2018 年度 実施状況報告書

老化シグナルによって制御される肺高血圧の病態解析

研究課題

研究課題/領域番号 18K08098
研究機関新潟大学

研究代表者

保屋野 真  新潟大学, 医歯学総合研究科, 特任助教 (40790283)

研究分担者 南野 徹  新潟大学, 医歯学系, 教授 (90328063)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
キーワード肺高血圧 / 細胞老化
研究実績の概要

本研究では、肺高血圧症における細胞老化や代謝リモデリングの病的意義を明らかにすることを目的としている。野生型肺高血圧マウスモデルを用いた検討を行い、肺血管内皮細胞や平滑筋細胞の細胞老化や代謝リモデリングをFlow cytometry (FACS) やメタボローム解析を用いて解析する。また、内皮及び平滑筋細胞特異的細胞老化制御マウスの作製を行う(Floxedマウスは作製済みであり、現在交配中である)。肺高血圧モデルマウスやヒト肺高血圧症例の様々な採血部位に由来する血漿を用いてメタボローム解析を行い、肺高血圧に伴い変動する代謝産物を同定する予定である。
現在マウス交配や肺高血圧患者のリクルートメントを行っている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

本研究では、肺高血圧症における細胞老化や代謝リモデリングの病的意義を明らかにすることを目的としている。野生型肺高血圧マウスモデルを用いた検討を行い、肺血管内皮細胞や平滑筋細胞の細胞老化や代謝リモデリングをFlow cytometry (FACS) やメタボローム解析を用いて解析する。また、内皮及び平滑筋細胞特異的細胞老化制御マウスの作製を行う(Floxedマウスは作製済みであり、現在交配中である)。肺高血圧モデルマウスやヒト肺高血圧症例の様々な採血部位に由来する血漿を用いてメタボローム解析を行い、肺高血圧に伴い変動する代謝産物を同定する予定である。
現在マウス交配や肺高血圧患者のリクルートメントを行っている。

今後の研究の推進方策

平滑筋細胞のp53 を抑制したマウス(細胞老化抑制モデル:Myh11-CreERT2 x p53flox/flox マウス)や、p53 を過剰発現したマウス(細胞老化促進モデル:Myh11-CreERT2 x Mdm2/4flox/flox マウス)に肺高血圧モデルを作製し、表現型を解析する。また、平滑筋細胞の糖代謝を抑制したマウス(Myh11-CreERT2 x Pgxflox/flox マウス)やミトコンドリア代謝を抑制したマウス(Myh11-CreERT2 x Mfn1/2 flox/flox マウス)に肺高血圧モデルを作製し、表現型を解析する。
ヒト症例においてカテーテル施行時に、1)肺動脈検体、2)肺動脈楔入圧測定時採血検体(左房由来検体に相当)を用いて、マウスモデルにおいては、肺動脈(もしくは右室)及び肺静脈(もしくは左室)採血を用いてメタボローム解析を行う。

次年度使用額が生じた理由

マウスの作成や試料・データ解析に使用する。

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公開日: 2022-12-28  

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