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2020 年度 研究成果報告書

遺伝性不整脈の新規原因遺伝子の同定と不整脈発症機序の解明および有効治療薬の決定

研究課題

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研究課題/領域番号 18K08100
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分53020:循環器内科学関連
研究機関金沢大学

研究代表者

林 研至  金沢大学, 保健学系, 准教授 (00422642)

研究分担者 野村 章洋  金沢大学, 附属病院, 特任准教授 (30707542)
藤野 陽  金沢大学, 保健学系, 准教授 (40361993)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード遺伝性不整脈 / 次世代シーケンサー / 機能解析
研究成果の概要

遺伝性不整脈は心臓突然死の原因として重要な疾患であり、その病態を把握し、これを未然に防ぐことが重要である。我々は、遺伝性不整脈であるQT延長症候群66症例、ブルガダ症候群32症例、先天性徐脈32症例、不整脈原性右室心筋症17症例、孤立性心房細動6症例に対して網羅的遺伝子解析を行った。このうち、先天性徐脈23症例に対して全エクソン解析を行い、見いだされた稀なバリアントに対し、家族解析および機能解析を行った。ACMGガイドラインを用いて病的意義を決定したところ、12 個のpathogenic あるいは likely pathogenic variantsを 11症例(48%)に見出した。

自由記述の分野

不整脈

研究成果の学術的意義や社会的意義

次世代シーケンサ-による網羅的遺伝子解析により、従来の方法で見逃されていた数多くの遺伝子変異を見出すことができた。これまで機能解析が困難だった非イオンチャネル遺伝子に対し、CRISPR/Cas9システムを用いてゼブラフィッシュの遺伝子改変を行い、ゼブラフィッシュ胚の心臓の光学マッピング、活動電位測定、体表面心電図測定といった画期的な方法で数日間以内に遺伝子変異の病的意義を明らかにすることができた。

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公開日: 2022-01-27  

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