研究課題/領域番号 |
18K08105
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53020:循環器内科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人国立循環器病研究センター (2019-2020) 大阪大学 (2018) |
研究代表者 |
新谷 泰範 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 研究所, 部長 (20712243)
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研究分担者 |
塚本 蔵 大阪大学, 生命機能研究科, 准教授 (80589151)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | AMPK / 介在板 / メカノストレス |
研究成果の概要 |
心筋細胞におけるAMPKの局在がメカノストレス依存的に制御されていること、CLIP-170のリン酸化を介して微小管のdynamics、さらには細胞の形態を制御することを明らかにした。AMPKによるCLIP-170のリン酸化部位に変異を加えた S311A TGマウスでは、有意な線維化と心収縮力の低下を認め、コントロールに比べ心機能の悪化を認めた。組織学的な検討でも心筋組織内に微小管の蓄積をみとめ、また電子顕微鏡による観察では介在板の構造異常が観察され、CLIP170のリン酸化の意義を確立した。これらの結果をまとめた原著論文をEMBO Reportsにて発表した。
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自由記述の分野 |
循環器内科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
介在板を発信源とするAMPKメカノシグナルによる心筋微小管の動的制御機構を明らかにし、その基質としてCLIPリン酸化が心疾患の病態形成に関わる可能性を示した。
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