研究課題/領域番号 |
18K08108
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53020:循環器内科学関連
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
山本 健 山口大学, 大学院医学系研究科, 教授 (50363122)
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研究分担者 |
小田 哲郎 山口大学, 医学部附属病院, 助教 (40569290)
小林 茂樹 山口大学, 大学院医学系研究科, 准教授 (90397993)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | リアノジン受容体 / カルモジュリン / 心肥大 / 不整脈 |
研究成果の概要 |
研究代表者はRyR2に対するCaMの結合親和性が著しく高まるアミノ酸変異を発見し、この変異を組み込んだknock-in (KI)マウス: (RyR2 V3599K KIマウス)を作成することに成功した。このマウスをR2474S CPVT型マウスと交配させることにより、カテコラミン刺激時のCaM解離は抑制され、CPVTマウスでは必発する運動誘発性心室頻拍は完全に消失した。このRyR2 V3599K KIマウスではTACによる心拡大、心肥大がほぼ完全に抑制されていた。さらに、WTマウスでは、TAC2週後からCaMがRyR2から解離しているのに比しKIマウスでは抑制されていた。
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自由記述の分野 |
循環器内科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果は、新しい心不全、心肥大の治療法をもたらす。左心不全のみならず、肺高血圧に伴う右心不全にも応用できると考える。また、SRからのCa2+ leak抑制のみならず、心筋以外の組織ではERからのCa2+ leak抑制によりER stressを抑制できるため、アルツハイマー病、糖尿病、脂肪肝炎など様々な疾患への応用が可能となる可能性がある。
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