リゾホスファチジン酸受容体3(LPAR3)のノックアウトマウスを用いて、肺がんの発症におけるLPAR3の影響を化学物質(カルバミン酸エチル)誘導肺がんモデルを用いて検証した。LPAR3ノックアウトマウスは野生型に比べて肺がん発症率が高い傾向が見られたが、統計学的な有意差は得られなかった。 次に、肺がん細胞株であるLewis lung carcinoma(LLC)と肺転移性メラノーマ(B16F10)をLPAR3ノックアウトマウス、ならびに野生型マウスへ皮下接種し、腫瘍の増殖を比較した。現在、詳細な解析を行っている。
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