研究課題/領域番号 |
18K08200
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
安西 尚彦 千葉大学, 大学院医学研究院, 教授 (70276054)
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研究分担者 |
大内 基司 獨協医科大学, 医学部, 准教授 (20409155)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | トランスポーター |
研究実績の概要 |
本研究ではMCT9分子標的創薬による新規尿酸降下薬の創製を目指し、(A)MCT9による尿酸輸送特性の更なる解析によるその構造活性相関の解明からの阻害化合物合成、(B)MCT9結合タンパク質同定と輸送制御機構の詳細、の2点の解析を目的とする。平成30年度は主に (A)についての解析を実施したが、平成31年度/令和元年度は(A)の研究を継続するとともに、(B)についての検討を進めた。(B)のMCT9結合タンパク質同定には申請書記載の通り研究代表者がこれまでに実績を持つ酵母Two-hybrid法を用いる。そのために(1)新規尿酸トランスポーターMCT9の細胞内C末端配列をもつベイトベクターの作成、(2)ベイトベクターの酵母細胞でのタンパク質発現の確認、および(3)MCT9 C末端をベイトとした腎臓cDNAライブラリーのスクリーニング、を行った。その結果、(1)のMCT9 C末端配列を持つべくたーの作成に成功し、(2)同ベクターの酵母細胞でのタンパク質発現をWestern blot法により確認し、(3) 腎臓cDNAライブラリーのスクリーニングを行った結果、結合タンパク質の候補と思われる陽性クローンの取得に成功した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初に予定した3項目である(1)新規尿酸トランスポーターMCT9の細胞内C末端配列をもつベイトベクターの作成、(2)ベイトベクターの酵母細胞でのタンパク質発現の確認、および(3)MCT9 C末端をベイトとした腎臓cDNAライブラリーのスクリーニング、と、次年度に実施するための基盤が出来上がった。
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今後の研究の推進方策 |
最終年度となる令和2年度は平成30年度に実施した(A)についての継続課題に取り組む。(1) 新規尿酸トランスポーターMCT9の尿酸輸送特性の更なる解析、(2) MCT9阻害候補化合物スクリーニング、(3) MCT9タンパク質の大量発現および精製。同時に令和元年度に実施した(B)MCT9結合タンパク質同定をさらに進め、陽性クローンの同定と全長クローンの入手、それとMCT9発現細胞での共発現による輸送機能への影響についての検討を並行して実施する。
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