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2020 年度 研究成果報告書

構造活性相関に基づく新規腎尿細管尿酸トランスポーターMCT9を分子標的とする創薬

研究課題

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研究課題/領域番号 18K08200
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分53040:腎臓内科学関連
研究機関千葉大学

研究代表者

安西 尚彦  千葉大学, 大学院医学研究院, 教授 (70276054)

研究分担者 大内 基司  獨協医科大学, 医学部, 准教授 (20409155)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワードトランスポーター
研究成果の概要

本研究では(A)新規尿酸トランスポーターMCT9による尿酸輸送の構造活性相関の解明からの阻害化合物合成、(B)MCT9結合タンパク質同定と輸送制御機構の詳細、の2点の解析を行った。(A)ではMCT9全長配列を有する発現用plasmidの構築とMCT9発現HEK293細胞の作成に成功し、Chiba Chemical Libraryを用いた化合物スクリーニングを実施した。(B)ではMCT9の細胞内C末端配列をもつベイトベクターの作成と酵母細胞でのタンパク質発現の確認から腎臓cDNAライブラリーのスクリーニングを行った結果、結合タンパク質の候補と思われる陽性クローンの取得に成功した。

自由記述の分野

腎生理学・薬理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

我が国では痛風患者は100万人を越えるとされ、痛風発症の基盤となる高尿酸血症患者に至っては1,000万人いると推定されている。痛風発症機序は未だに明らかにされておらず、その発症予防には血清尿酸値を低く保つことが必要である。そのため副作用の少ない新規の尿酸降下薬開発は今後も必須の課題である。本研究で新規尿酸トランスポーターMCT9の結合タンパク質候補の同定に迫ったことは新たな治療標的の解明につながることが期待される。また今回明確なMCT9阻害候補化合物の同定に至らなかったものの、阻害しないという構造情報も新規化合物合成に活用可能であり、創薬の基盤情報として貢献できる。

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公開日: 2022-01-27  

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