今後の研究の推進方策 |
DFATの細胞移植は単回投与では腎症改善の効果が診られているが、移植の回数や移植するDFAT細胞の個数を再度検討する。今回の腎症改善メカニズムについてエクソソームが関係している可能性もあり、培養DFATからexosomeを抽出してmRNAを解析、抽出exosomeをSCGマウスに静脈注射を行い腎臓でTSG-6が上昇するかを検討する。また、腎臓・肺においてreal-time PCR法でTSG-6, IL-1, IL-6, IL-10, TNF-α, PGE2を、FACS解析法で膵臓・腎臓のTreg, M1マクロファージ、M2マクロファージを、Western blot法で免疫制御分子(TSG-6、IDO)、Th1-type cytokine(IFN-γ、TNF-α)、M1 マクロファージ関連サイトカイン(MCP-1、IL-6、IL-12)、M2 マクロファージ関連サイトカイン(CCL17、IL-4、IL-10、mannose receptor)を検討して免疫調整のメカニズムも検討を継続する。
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