研究課題/領域番号 |
18K08270
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53050:皮膚科学関連
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
白石 研 愛媛大学, 医学部附属病院, 講師 (80710863)
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研究分担者 |
神野 雅文 愛媛大学, 理工学研究科(工学系), 教授 (30274335)
本村 英樹 愛媛大学, 理工学研究科(工学系), 准教授 (80332831)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | メラノーマ / 非平衡大気圧プラズマ / アポトーシス / 抗腫瘍効果 / 増殖抑制 / 遺伝子発現 |
研究成果の概要 |
メラノーマは皮膚癌の中で最も悪性度が高く転移を起こしやすい。化学療法の感受性は低く新たな治療法の開発が求められている。近年、熱的に非平衡な「冷たいプラズマ」を大気圧下で生成する技術が実用化され、医療への応用が進められている。本研究においてプラズマの直接照射のみならずプラズマ照射培養液がメラノーマに対し抗腫瘍効果をもち、その機序として癌細胞にアポトーシスを引き起こすことが確認された。また、アポトーシス関連因子の遺伝子スクリーニングにより、ある遺伝子の発現がプラズマ照射により大きく変化することが分かった。プラズマの腫瘍抑制機序が解明されつつあり、新規治療法としての実用化が期待できる。
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自由記述の分野 |
皮膚悪性腫瘍
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によりプラズマがメラノーマに対して抗腫瘍効果をもつことが明らかとなった。その機序として癌細胞にアポトーシスを引き起こすことが確認され、それに関与する因子の同定にも成功した。実際に人に対して応用可能な照射量や照射液濃度の設定、安全な照射法の開発を進めていく。また、副作用を検討した上で、注射液や軟膏など治療薬としての実用化も進めていく。従来の治療法に代わるプラズマ療法は画期的かつ独創的な新規治療法である。今回はメラノーマを用いたが、他の多くの癌にも応用が可能と考える。プラズマの臨床応用は、一度転移してしまうと手がつけられなかった進行性の癌患者に対して新たな治療戦略になる可能性を秘めている。
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