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2020 年度 研究成果報告書

IL-36受容体拮抗因子欠損症の革新的治療法開発に向けた病態解明

研究課題

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研究課題/領域番号 18K08281
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分53050:皮膚科学関連
研究機関藤田医科大学

研究代表者

杉浦 一充  藤田医科大学, 医学部, 教授 (70335032)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワードIL-36受容体拮抗因子欠損症 / IL36RN / 膿疱性乾癬 / 好中球細胞外トラップ / ノックアウトマウス / 接触皮膚炎 / 創傷治癒 / TLR4
研究成果の概要

研究代表者らはIL-36受容体拮抗因子(IL-36Ra)欠損症を病因とした膿疱性乾癬(GPP)などの皮膚疾患について研究を行っている。本研究では(1) 好中球細胞外トラップ(NETs)阻害薬のIL-36Ra欠損によるGPPモデルに対する治療効果(2) IL-36Ra欠損による接触皮膚炎悪化の病態(3) IL-36Ra欠損による皮膚潰瘍治癒遷延化の病態を目的とした。研究成果として、NETsはDITRAにおいて新たな治療標的となることを提示した。さらに、TAK-242によるTLR4シグナルの阻害が接触皮膚炎と創傷治癒の新たな治療薬となる可能性を示唆した。

自由記述の分野

皮膚科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

IL-36Ra欠損症のGPP様の皮疹ではNETsが亢進していることを証明し、GPPの新たな知見を提供した。さらに、NETsはDITRAにおいて新たな治療標的となることを提示した。さらに、IL-36Ra欠損が、好中球炎症を引き起こし、接触性皮膚炎と創傷治癒を増悪させることを示した。TAK-242によるTLR4シグナルの阻害が接触皮膚炎と創傷治癒の新たな治療薬となる可能性を示唆した。

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公開日: 2022-01-27  

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