研究成果の概要 |
アトピー性皮膚炎(atopic dermatitis, AD)の患者の皮膚から分離された黄色ブドウ球菌(ST20, ST121, ST59等)が保有するエンテロトキシンY(SEY) の性状解析を行なった。SEYは、マウス由来T細胞は活性化せず、ヒト由来T細胞を顕著に活性化する。さらに、SEY刺激によるTCR-Vα型のユニークなT細胞レパトアのポピュレーションを示すことを明らかにした。加えて、AD由来S. argenteusの特定のクローンのゲノム配列から、上記のenterotoxin Y遺伝子が見つかり、同様な活性を有していることを明らかにした。
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