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2020 年度 研究成果報告書

臨床データ解析による臍帯血移植成績向上のための国際標準アルゴリズム確立

研究課題

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研究課題/領域番号 18K08325
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分54010:血液および腫瘍内科学関連
研究機関京都大学

研究代表者

諫田 淳也  京都大学, 医学研究科, 助教 (30636311)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード臍帯血移植
研究成果の概要

臍帯血移植成績向上のための国際標準アルゴリズム確立を目的として、欧州骨髄移植学会および欧州臍帯血研究施設であるユーロコードと、日本造血細胞移植学会・日本造血細胞移植データセンターとの共同研究基盤を確立した。統合した造血幹細胞移植のデータセットにおいて、様々な背景因子が移植成績に及ぼす影響に関して解析を行い、両レジストリーデータの移植成績に影響を及ぼす因子の類似点、相違点を明らかとし、その結果をLeukemia誌に報告した(Kanda J, Leukemia 2020)。欧州と日本の臍帯血移植成績の差の原因をさらに探索するため、GVHDが移植成績に及ぼす影響に関して、解析を開始した。

自由記述の分野

造血幹細胞移植

研究成果の学術的意義や社会的意義

同種造血幹細胞移植は難治性白血病に対して根治が期待できる治療法である。臍帯血は、HLA一致ドナーに代わる代替移植ソースとして急速に拡大した。本研究では日欧共同研究基盤を確立し、人種によらない普遍的な予後予測因子を見出すため、成人急性白血病患者を対象とした、日本と欧州ではじめての国際共同研究を行った。そして、日欧で患者背景や治療内容は大きく異なるものの、移植時病期や患者年齢、移植年、臍帯血有核細胞数などが移植成績に与える影響が、極めて類似していることを示した。本研究成果は、日本と欧州の共同研究を加速させるための重要な基礎データであり、本データをもとに、国際共同後方視的研究を計画する予定である。

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公開日: 2022-01-27  

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