研究課題/領域番号 |
18K08330
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分54010:血液および腫瘍内科学関連
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研究機関 | 国際医療福祉大学 (2019-2020) 愛媛大学 (2018) |
研究代表者 |
朝井 洋晶 国際医療福祉大学, 国際医療福祉大学三田病院, 准教授 (00726838)
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研究分担者 |
安川 正貴 愛媛大学, プロテオサイエンスセンター, 教授 (60127917)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 遺伝子改変T細胞療法 / CAR-T / NY-ESO-1 / 多発性骨髄腫 |
研究成果の概要 |
多発性骨髄腫の60%程度に高発現するがん精巣抗原であるNY-ESO-1を標的として、自然界ではTCRによって認識されるHLA-A2/NY-ESO-1_157ペプチド複合体を特異的に認識するキメラ抗原受容体(CAR)を作成した。レトロウイルスベクターによる遺伝子導入により体外で増幅可能となったHLA-A2/NY-ESO-1_157特異的CAR導入T細胞を用いて行った検討により、同CAR導入T細胞は、HLA-A2陽性、NY-ESO-1陽性の多発性骨髄腫株に対する免疫反応と細胞障害活性を認め、同骨髄腫細胞株を移植したマウスに対する治療実験において抗腫瘍効果を確認できた。
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自由記述の分野 |
造血器腫瘍学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
多発性骨髄腫に対する新規治療法が開発されているが、未だ治癒に結びつける治療法は確立されていない。本研究は、本来T細胞がTCRを介して認識するがん抗原ペプチドとHLA複合体を抗体で認識させるという極めてがん特異性に富んだ治療法である。類似の研究はこれまでWT1-HLA-A2複合体に対するCAR-T開発が米国で行われているのみである。本研究のような抗原特異的細胞免疫療法は難治性造血器腫瘍である多発性骨髄腫に対する治癒を目指せる新規治療法となり得ることが大いに期待される。
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