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2020 年度 研究成果報告書

体軸性脊椎関節炎の骨新生ならびに骨粗鬆症に関する研究

研究課題

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研究課題/領域番号 18K08397
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分54020:膠原病およびアレルギー内科学関連
研究機関順天堂大学

研究代表者

田村 直人  順天堂大学, 医学部, 教授 (20227284)

研究分担者 多田 久里守  順天堂大学, 医学部, 准教授 (70424249)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード体軸性脊椎関節炎 / 骨新生 / IL-22 / 骨粗鬆症 / 抗RANKL抗体 / 抗sclerostin抗体
研究成果の概要

体軸性脊椎関節炎(axSpA)は、体軸関節の付着部炎とそれに引き続く骨新生をきたす慢性炎症性疾患で、進行すると重篤な身体機能障害をきたす。axSpAの骨新生を直接的に抑制する分子標的を明らかにするため、IL-22阻害の効果をSpAモデルマウスを用いて検討したが、明らかな抑制効果はみられなかった。axSpAの椎体では骨粗鬆症がよくみられるが、骨粗鬆症治療薬抗RANKL抗体製剤や抗sclerostin抗体製剤の骨新生に対する影響は明らかでない。axSpAマウスにこれらの抗体を投与したが、病理学的な増悪は認められなかった。CT検査や骨代謝マーカーなどの検査を実施して確認を行う。

自由記述の分野

膠原病リウマチ学

研究成果の学術的意義や社会的意義

axSpAの骨新生の原因は明らかでなく、これまで骨新生を直接的に抑制する薬剤はない。IL-22は機序的に関与すると考えれられているが、本研究ではIL-22阻害薬がaxSpAの骨新生抑制の候補標的分子として適当でない可能性があることが示唆された。また、axSpAで問題となる骨粗鬆症に関して、その治療薬である抗RANKL抗体製剤や抗sclerostin抗体製剤の使用の是非は不明であるが、今後確認が必要であるものの、もし骨新生への影響がないとすれば、これらの薬剤の臨床試験を行ううえで有用な基礎データと考えられる。

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公開日: 2022-01-27  

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