研究課題
A)新規バイオマーカ―になり得る血清cit-ITIH4定量のELISAキット開発ITIH4全長蛋白をバクテリア、哺乳類細胞で作成し、全長ヒトITIH4蛋白を得た。この蛋白をシトルリン化して免疫した。また、用同研究でR438をシトルリン化(R438Cit)した15merのペプチドを免疫し、10種類以上のモノクローナル抗体作製に成功した。これらモノクローナル抗体はPADでシトルリン化したITIH4蛋白に反応し手織り、関節リウマチ患者血清のcit-ITIH4への反応性を検討している。B)Cit-ITIH4の産生メカニズムと病因的意義関節リウマチ患者関節液でもcit-ITIH4が疾患特異的に存在することが判明し、局所のITIH4濃度も上昇していた。関節局所でのCit-ITIH4の産生メカニズムに関して、関節炎動物モデルを使用し、局所の好中球、その細胞の保持するPAD4酵素が関節局所でのcit-ITIH4の産生に関与している可能性が示唆され、検討を進めている。
2: おおむね順調に進展している
cit-ITIH4モノクローナル抗体、ITIH4蛋白の作成に成功し、順調に経過している。
A),B)とも順調に進んでおり、バイオマーカとしてのCit-ITIH4測定ELISAシステムの構築、また、cit-ITIH4の関節炎における病因的意義を明らかにできると考えている。
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Modern Rheumatology
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Arthritis Res Ther
巻: 20 ページ: 66