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2020 年度 研究成果報告書

時計遺伝子Bmal1を標的とした関節リウマチ時間生物学療法の開拓

研究課題

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研究課題/領域番号 18K08408
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分54020:膠原病およびアレルギー内科学関連
研究機関神戸大学

研究代表者

柱本 照  神戸大学, 保健学研究科, 教授 (80346246)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワードBmal1 / 時計遺伝子 / 関節リウマチ
研究成果の概要

本研究では時計遺伝子Bmal1が関節リウマチ滑膜細胞において炎症性メディエーター産生、腫瘍様増殖、細胞遊走を介して関節滑膜組織におけるパンヌス形成と不可逆的な骨軟骨破壊を導く過程を検証した。その結果、Bmalは滑膜細胞におけるTNFa誘導性CCL2発現とMMP3、CCL2、IL6、IL15の発現誘導を制御し、関節リウマチ病態形成に関与することが示された。

自由記述の分野

リウマチ膠原病

研究成果の学術的意義や社会的意義

リウマチ関節内の血球系細胞の相互作用や滑膜細胞からの炎症性メディエーター産生におけるBmal1遺伝子の役割は明らかではなかったが、本研究により、その一端が明らかになった。リウマチ発症によって経時的な発現が攪乱されたBmal1遺伝子を標的とした治療法が確立されれば、症状の日内変動に合わせた投薬時間の設定と薬理効果の最適化によって、感染症、肝・腎障害、血球減少症などの副次作用の回避と治療効果の最大化を達成できる可能性がある。また本研究はBmal1遺伝子や炎症性メディエーターを介したパラクライン機構の解明に留まらずリウマチ関節内環境の総合的な理解につながる可能性を有するものである。

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公開日: 2022-01-27  

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