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2020 年度 研究成果報告書

男性HPV感染者に対する適切なフォローアップ・アルゴリズムの確立

研究課題

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研究課題/領域番号 18K08427
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分54030:感染症内科学関連
研究機関金沢大学

研究代表者

市村 宏  金沢大学, 医学系, 教授 (10264756)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワードHPV / 男性 / 感染率 / クリアランス / 口腔 / 性器
研究成果の概要

我々は以前、男性の性感染症(STI)患者において、口腔内のヒトパピローマウイルス(HPV)感染率は性器よりも有意に低く、これら2つの部位間のHPV遺伝子型の一致率は低いことを報告した。
本縦断的研究では、ベトナム人男性STI患者164 名の口腔内、陰茎、尿道、尿などの性器におけるHPV感染の罹患率とクリアランスを調査した。男性STI患者のHPV感染率が性器よりも口腔で高いのは、そのクリアランスが性器よりも口腔内で早いためと考えられた。また、HPV感染はこの2つの部位で独立している可能性が示唆された。

自由記述の分野

ウイルス学

研究成果の学術的意義や社会的意義

ベトナム人男性の性感染症(STI)患者を経時的に追跡調査し(中央値、14.6か月)、口腔内および陰茎、尿道、尿などの性器におけるHPV感染の発生率およびクリアランス、そしてそのリスク要因を調べた。
HPVのクリアランスが早いことが口腔内でのHPV感染率が性器よりも低い原因であること、また、口腔と性器では、HPVの感染がそれぞれ別々に起こっていることがわかった。今後、男性におけるHPV感染予防対策を立案するための基礎データとなる。

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公開日: 2022-01-27  

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