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2022 年度 研究成果報告書

AKAP13を用いた骨代謝調節機構の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 18K08465
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分54040:代謝および内分泌学関連
研究機関千葉大学

研究代表者

小出 尚史  千葉大学, 大学院医学研究院, 特任准教授 (30507223)

研究分担者 田中 知明  千葉大学, 大学院医学研究院, 教授 (50447299)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
キーワード骨代謝 / 骨粗鬆症 / 骨リモデリング / 骨形成 / Rhoシグナル / Wntシグナル
研究成果の概要

AKAP13は機械応答刺激や女性ホルモン活性化など様々なシグナリングを統合するタンパクである。これまで細胞実験や動物実験においてAKAP13は骨形成に関与することが証明されている。本研究でcKOマウスでの骨粗鬆症様変化を確認し、細胞実験では、AKAP13はRhoA活性化を介し、Wnt3a誘導性b-カテニンの核内移行を促進し、Lef1遺伝子を制御することで、骨形成連遺伝子発現を制御することが示された。AKAP13は、Rho・Wntシグナルを統合し、骨形成に重要な役割を担うものと考えられた。同遺伝子およびco-factorの解析は、今後、新たな骨形成を介した骨粗鬆症治療薬開発に繋がるものと考える。

自由記述の分野

内分泌代謝

研究成果の学術的意義や社会的意義

RhoAシグナルは骨芽細胞の分化調節に重要であることは論を俟たない。また、臨床レベルでAKAPファミリー分子が骨粗鬆症との関連を示唆する報告を認めるが、我々が世界で初めてAKAPの骨での役割を基礎研究レベルで明らかにした。Rho-GEFのAKAP13は骨形成に作用し、Akap13コンディショナルノックアウトマウスは骨粗鬆症様変化を認め、Akap13はRhoA活性化を介した経路により、Wnt3a誘導性b-カテニンの核内移行やLef1遺伝子を制御し、骨芽細胞の増殖分化を制御している可能性が示唆された。様々なシグナルを統合するAkap13の機能を通じて、骨粗鬆症治療の創薬に繋がることが期待される。

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公開日: 2024-01-30  

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