研究課題/領域番号 |
18K08466
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分54040:代謝および内分泌学関連
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研究機関 | 国際医療福祉大学 (2020) 公益社団法人地域医療振興協会(地域医療研究所) (2018-2019) |
研究代表者 |
高本 偉碩 国際医療福祉大学, 医学部, 准教授 (60431871)
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研究分担者 |
桜井 賛孝 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (70748376)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 2型糖尿病 / 疾患感受性遺伝子 / 疾患モデル動物 / KCNQ1 / UBE2E2 |
研究成果の概要 |
2型糖尿病感受性遺伝子であるKCNQ1とUBE2E2に着目し, 疾患モデル動物を作製してin vivoで機能解析を行った. KCNQ1のチャネルclose型遺伝子変異マウスは通常食飼育下ならびに高脂肪食負荷下にて,明らかな耐糖能異常を示さなかった.また,チャネルopen型KCNQ1を膵β細胞に発現させた遺伝子改変マウスは離乳後早期からインスリン分泌低下を伴う耐糖能異常を呈した.また,膵β細胞でUBE2E2を過剰発現させた遺伝子改変マウスは成体においてインスリン分泌低下を伴う耐糖能異常を呈した.KCNQ1とUBE2E2の発現/機能の亢進が耐糖能異常と関連している可能性が示唆された.
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自由記述の分野 |
糖尿病
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年,全ゲノム関連解析(GWAS)によって2型糖尿病疾患感受性遺伝子が続々と同定され,その数は100を超えている. ユビキチン結合酵素であるUBE2E2は欧米人では2型糖尿病との相関が認められず,日本人・アジア人に特有の疾患感受性遺伝子であると推察され,そのPopulation Attributable Riskは電位依存性カリウムチャネルKCNQ1と並んで日本人2型糖尿病疾患感受性遺伝子の中でも重要である.本研究ではインスリンを分泌する膵β細胞においてKCNQ1とUBE2E2が担う生理的・病態生理的役割の一端を個体レベルで明らかにすることができた.
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