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2021 年度 研究成果報告書

ヒト褐色脂肪細胞特異的モノクローナル抗体が認識する抗原分子の同定

研究課題

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研究課題/領域番号 18K08533
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分54040:代謝および内分泌学関連
研究機関東京医科歯科大学 (2020-2021)
国立研究開発法人国立国際医療研究センター (2018-2019)

研究代表者

佐伯 久美子  東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 非常勤講師 (80322717)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワード褐色脂肪細胞 / 肥満 / 糖尿病 / 代謝
研究成果の概要

褐色脂肪組織(BAT)は代謝改善作用を持つ熱産生型脂肪で、加齢、肥満、糖尿病で減少する。代謝症候群にはBAT不全症と呼ぶべき亜群が存在することが想定されるが、この点を明らかにするためには簡便で安全なヒト生体BAT測定技術が必要となる。現行の核医学的検査を用いた方法は手間、コスト、安全性の観点から課題が残されている。本研究では、汎用性の高いヒト生体BAT測定技術開発に向けて「ヒトBAT血清マーカー」を同定べく、代表者が作製した『ヒト胚性幹細胞由来BA特異的モノクローナル抗体』が認識する抗原分子の同定を試みた。今後は本研究成果を血清マーカーを用いたヒトBAT測定技術開発に向けて展開していく。

自由記述の分野

代謝および内分泌学

研究成果の学術的意義や社会的意義

世界的に肥満者が増加しているが、コロナ禍では運動不足やストレスにより肥満者の増加は加速している。健康寿命延伸と医療費削減のために肥満予防は重要課題である。エネルギー消費型脂肪である褐色脂肪組織(BAT)は、食事に起因する肥満や中年太りへの抑制効果を発揮ことが知られており、肥満・代謝症候群にはBAT不全症が相当数含まれていると想定される。本研究により採血検査で簡便にヒト生体BAT量が測定できるようになれば健康診断でのBAT評価が可能となり、BAT不全症に対してより早く介入することできる。また採血検査という簡便性から肥満者が多い途上国への技術移転も容易であり、世界の肥満対策にも大きく貢献できる。

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公開日: 2023-01-30  

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