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2020 年度 研究成果報告書

ゲノム情報に基づく肝移植後B型肝炎再発制御を目指した革新的治療戦略の構築

研究課題

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研究課題/領域番号 18K08542
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分55010:外科学一般および小児外科学関連
研究機関九州大学

研究代表者

吉住 朋晴  九州大学, 医学研究院, 准教授 (80363373)

研究分担者 間野 洋平  九州大学, 大学病院, 助教 (10792244)
副島 雄二  信州大学, 学術研究院医学系, 教授 (30325526)
戸島 剛男  九州大学, 大学病院, 助教 (40608965)
西田 奈央  国立研究開発法人国立国際医療研究センター, その他部局等, 上級研究員 (50456109)
本村 貴志  九州大学, 医学研究院, 共同研究員 (50719507)
原田 昇  九州大学, 大学病院, 講師 (80419580)
池上 徹  九州大学, 大学病院, 講師 (80432938)
伊藤 心二  九州大学, 大学病院, 助教 (90382423)
吉屋 匠平  九州大学, 大学病院, 医員 (20717079)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワードB型肝炎ウイルス / ワクチン / 生体肝移植
研究成果の概要

HBV関連疾患の生体肝移植後36例(肝硬変4例、急性肝不全10例、HBc抗体陽性ドナー22例)にHBVワクチンを投与した。ワクチン有効19例、無効17例であった。有効例では女性ドナーが有意に多く(P=0.001)、肝硬変が有意に少なかった(P=0.04)。有効例では、HLA-DPA1 rs3077のSNP TT例が有意に多く(P=0.008)、HLA-DPB1 rs9277535のSNP AA例が有意に多かった (P=0.04)。HBVワクチン有効19例中、現在まで生存している17例のうち11例では、HBV再発予防を全て中止することが可能となった。

自由記述の分野

肝移植

研究成果の学術的意義や社会的意義

HBV関連肝移植患者において、HLA-DPB1のSNP及びHLA-DPB1/DRB1のアリルがHBVワクチンの効果と関連することが明らかとなった。HBVワクチン有効例では、免疫抑制状態であるにもかかわらず、HBV再発の制御が不要となることも明らかとなった。HBVワクチン感受性の高い症例に優先的にワクチンを接種することで、全く新しい移植後HBV再発/再活性化制御法確立の可能性が得られた。

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公開日: 2022-01-27  

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