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2020 年度 研究成果報告書

胃癌腹膜播種進展におけるRNA後天的修飾の意義

研究課題

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研究課題/領域番号 18K08566
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分55010:外科学一般および小児外科学関連
研究機関三重大学

研究代表者

沖上 正人  三重大学, 医学系研究科, リサーチアソシエイト (90722596)

研究分担者 問山 裕二  三重大学, 医学系研究科, 教授 (00422824)
奥川 喜永  三重大学, 医学部附属病院, 講師 (30555545)
安田 裕美  三重大学, 医学部附属病院, 助教 (60586767)
吉山 繁幸  三重大学, 医学系研究科, リサーチアソシエイト (60444436)
大井 正貴  三重大学, 医学部附属病院, 准教授 (40418752)
楠 正人  三重大学, 医学系研究科, 寄附講座大学教員 (50192026)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード胃癌 / 腹膜播種 / RNA修飾
研究成果の概要

A-to-I RNA editingが高頻度に発生する遺伝子として報告されるAZIN1を、今回胃癌組織でそのRNA editing ratioを定量し、臨床病理学的特徴、生存再発予後に関して検証した。結果として胃癌組織においてはAZIN1 RNA editing ratioは有意に高値であり(p<0.001)、AZIN1 hyper-editing群は生存予後不良であり、多変量解析ではAZIN1 hyper-editingは生存予後不良、再発、同時性リンパ節転移に関する独立したリスク因子として抽出された。

自由記述の分野

上部消化管悪性腫瘍

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究において、AZIN1においてだがそのRNA editing levelが胃癌の有用なバイオマーカーとなる可能性が示唆された。RNA editingにおいてはAZIN1以外の遺伝子にもeditingが起こり、それが胃癌腹膜播種において重要なkey playerとなる可能性が示唆され、次世代シーケンスを用いたdiscovery、ならびに当講座で厳重に保管管理しているサンプルを用いてバイオマーカーとしての意義を検証し、さらには胃癌細胞株やマウスモデルでその胃癌進展/播種転移における機序解明の研究を今後も継続していく予定であり、本研究成果はその試金石として重要な役割を果たしていると考える。

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公開日: 2022-01-27  

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