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2020 年度 研究成果報告書

1細胞解析法による乳癌内分泌療法抵抗性の解明-血中循環腫瘍細胞からのアプローチ

研究課題

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研究課題/領域番号 18K08572
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分55010:外科学一般および小児外科学関連
研究機関山口大学

研究代表者

山本 滋  山口大学, 医学部, 特別医学研究員 (30289178)

研究分担者 前田 訓子  山口大学, 医学部附属病院, 助教 (10738876)
水上 洋一  山口大学, 大学研究推進機構, 教授 (80274158)
佐藤 陽子  山口大学, 医学部附属病院, 診療助教(4日/週) (70794676)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワードCTC / 乳癌 / RNA-seq / シングルセル
研究成果の概要

シングルセル次世代シーケンス技術を検討しQuartz-seq法を用いることでシングルセルから8000遺伝子の発現解析が可能になった。そこで、ソーターで分離したCTCをシングルセルRNA-seq解析を行ったが、100前後の遺伝子しか検出されず、セルソーターを用いることでRNAの分解が促進されていた。このため、レーザー設定を変更し、細胞への損傷が少ないセルソーターで術後の乳がん組織から分離した細胞から生細胞だけを分離精製した。その結果、1細胞から8000前後の遺伝子が検出され、白血球の混入などが詳細に解析出来るようになった。

自由記述の分野

乳腺外科

研究成果の学術的意義や社会的意義

エストロゲンレセプター(ERα)陽性/HER-2陰性の転移・再発乳癌は、内分泌療法に対しほとんどの症例で治療抵抗性を獲得しており、新たな治療法の開発は喫緊の課題である。原発巣から血流に流入した乳癌細胞は、転移再発までの抵抗性獲得時点でのリアルタイムスナップショットとみなすことができる。このため再発患者の血中循環腫瘍細胞(CTC)の全遺伝子を網羅的に解析し、初回手術時の原発巣の変異と比較検討し遺伝子変動を正確に把握することが最も重要である。

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公開日: 2022-01-27  

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